メーターモジュールの家は広いか?

メーターモジュールと言う言葉を聞いたことがありますか。

 最近は住宅メーカーなどが採用しています。


 建築の世界では、長さの単位を 尺で表しています。

 1尺は約303mm メーターモジュールは1000mm。

 家を設計する時の基準の長さになります。


 1尺 303mmか 1000mmかの違いになります。


 違いはどうなるかと言えば、

 メーターモジュールだと

1.廊下や階段、浴室・洗面所、トイレなどのスペースが広くなる。

2.住宅性能表示制度とは「高齢者への配慮」5等級(最高等級)が取りやすい。




デメリットは

1.建物の面積が同じだとすると、廊下や浴室等のスペースが広くなる分だけ、居室の面積は狭くなる。

2.和室のデザインが崩れやすい。

3.住宅設備機器・建具等の価格やメンテナンス費用が高い。

 などがあります。


 どちらが良いかとは、一概には言えないかもしれませんが、

メーターモジュールの方がコストは高めになる傾向があります。

 また、敷地が狭く広い家を建てられない時は、尺

敷地に余裕があって40~50坪以上の家ならばメーターモジュールでも良いですが、

それ以下なら デメリットで指摘したように居室部分が狭くなりますので、メーターモジュールは避けた方が良いでしょう。


 広く余裕のある家ならメーターモジュール 収納など多く作りたい場合や広さに制限がある場合は従来通りの尺が良いでしょう。



展示場を見学した時にその家はメーターモジュールか尺か確認しましょう。

建物の面積が同じなら、メーターモジュールの方が居室部分の面積が狭くありますが、

逆に間取りが同じならメーターモジュールの方が建物の面積が広くなります。

同じ8畳の部屋でも当然メーターモジュールの方が広くなります。

住宅会社の営業マンも部屋の広さを畳数で表しますが、

設計の基準が違えば実際の広さも違ってきます。

 メーターモジュールの家は広いか?



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